よんだら作ってみたくなる！
絵本みたいなおえかきレシピ
レシピって文章や写真や動画など
いろいろな形がありますが
わたしは文字を読むより
絵でイメージするほうが好きで
新しいレシピをささっとメモするようなとき
簡単なイラストでボールを描いて
その中に入れていく材料を絵や文字で書く
という風にしていました
その影響もあって
こども料理教室をはじめるとき
レシピはどうしようかな？
と考えて
こどもが見てもわかるように
簡単なイラストと
ひらがなのわかりやすい表現で
作ってみよう
と色鉛筆で簡単なおえかきレシピを
作ってみました
それから
お料理中に汚れても大丈夫なように
ラミネート加工してみよう
と思いたち
穴をあけてリングで閉じてみました
それが絵本みたいだな～
って嬉しかったんですが
レッスンでお渡ししたときに
「これいただけるんですか！」
ってすごく喜んでもらえたのが
本当に嬉しかったです
教室での新しいメニューが
増えてきたころ
絵本に出てくるお料理を作りたい！
と大好きな絵本に出てくるお料理を
再現したようなメニューを作りたくて
何度も試作を重ねたり
ママやこどもたちにも
喜んでもらっていたのですが
著作権が気になって
絵本の出版社や弁護士さんに
問い合わせてみました
すると
料理自体には著作権がないので
レッスンしても大丈夫ですが
絵本を紐付けて宣伝したり
名前を使ったりしてはいけないと
お返事を頂きました
それからすぐに
SNSで絵本の画像と料理が
一緒に写っていたものはすべて削除して
絵本の名前もすべて削除しました
著作権のことはすっきりしたのですが
絵本とのつながりがなくなってしまったことが
寂しいなと感じていました
それじゃあこどもビストロのお料理が出てくる
絵本を作ってみようと思い立ち
絵本の学校に通い始めました
絵本をつくるのは
思っていた以上に難しかったですが
どうしたら美味しそうに描けるかな～
どう表現したら作ってみたくなるかな～
と考えるのは楽しい時間でした
絵が上手になりたくて
水彩画教室に通ったり
デジタルイラストにもチャレンジして
大好きな絵本作家さんの
動画レッスンを受講して練習をしたり
無心になってお絵かきしていると
あっという間に時間がたっていました
レシピ絵本を何冊か作ったころ
教室をお手伝いしてくれた方が
「こどものころ
イラストいっぱいのレシピ本が
大好きでよく読んでたよ～」
と言ったことばで思い出して
教室をはじめたころ作っていた
色鉛筆で描いたおえかきレシピを
見てもらいました
すると
「これ！これ！こんな風に
卵が割れている絵とか
スプーンの数で調味料の量を表してたり
火の数で強火とか弱火とかわかるように
なってたよ～！」
「このレシピのほうが
こどもビストロの雰囲気にあってるから
また作ってほしい～！」
と言って下さって
コロナのときにオンライン対応で
事前準備や説明を多く書き込むため
文章主体のレシピに切り替えたけど
わたしが作りたのは本当はこれだった～
と嬉しくなって
夢中でお絵かきレシピを作り始めました
今まで通った水彩画教室や
デジタル画の動画レッスンや
絵本の学校で教わったことを取り入れながら
時間をたつのも忘れて描き続けました
最初のおえかきレシピができあがったときは
これを渡したときに
ママやこどもたちが喜んでくれる姿を
想像して嬉しくなりました
これまで何年か
絵本の著作権のことや
絵本作りへのチャレンジなど
試行錯誤していたのですが
これからは
こどもビストロのメニューを全部
丁寧に時間をかけて
おえかきレシピにしていきたいと思っています
そして
それを見てくれるママやこどもたちが笑顔になって
クッキングを楽しんだり
これ作ったねって思い出したり
そんなふうに使ってもらえたら
なにより嬉しいなと思っています
